蓮如さんの『お文』では、よく故事来歴を引かれる。
有名な「白骨の章」では、
おくれさきだつ人はもとのしづくすゑの露よりもしげしといへり。
と、「いへり」とされて『存覚法語』で引く、後鳥羽上皇の『無常講式』からの引用をされる。(*)
『お文』の二帖十一通の「五重の義」では、
この五重の義、成就せずは往生はかなふべからずとみえたり。
と、「みえたり」とあるのも、先人から承けたという意であろう。
と、いうわけで『お文』の、二帖十一通の「とみえたり」の引用について、WikiArcに新しく項を設けて記述してみた。
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