MediaWikiに漢文の返り点を表示できるようにしてみたので、善導大師と御開山の訓点の違いが判りやすいようにしてみた。
智慧第一といわれた法然聖人が、
「善導において二へんこれを見るに往生難しと思えり。 第三反度に、乱想の凡夫、称名の行に依って、往生すべしの道理を得たり。」 『醍醐本法然上人伝記』。(*)
と、いわれたのは、この至誠心釈の解釈であろう。
何しろ善導大師の示される至誠心とは、阿弥陀如来が因位の法蔵菩薩であったときに三業を修した真実心と等しい至誠心でなければならないというのである。このような至誠心をもって修した行業でなければ往生は不可というのであるから、凡夫の手には全くお手上げである。
ともあれ、善導大師の至誠心釈と、法然聖人を経て御開山が訓読なされた至誠心釈を比較しやすいようにUPしてみた。
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